おはようございます、くま吉です
ご訪問ありがとうございます♡
実は最近、仕事を辞めました
今日は私にとって重大なターニングポイントである
「仕事を手放した(退職)理由」について綴りたいと思います
私はいわゆる就職氷河期世代のど真ん中世代で
今まで主に派遣社員として沢山の会社を渡り歩いてきました
そして30代後半でやっと自分の希望していた職種の正社員として就職できました
入社当初は「もうこれはラストチャンス、何があっても絶対定年まで働くぞ~!!」と
かなり鼻息荒かったです(笑)
が年齢を重ねるにつれて自分の人生を改めて見つめなおしてみたところ
本当にこのままで良いのかと悩むようになりました
この退職に至るまでいろんな思いがありました
やめようと思った理由は一つじゃありません
例えば…
やめたかった理由① 子供を犠牲にしている罪悪感に悩んでいた
私は30代半ばで結婚
不妊治療を経て40歳目前に男児を出産
約一年間休職して
息子が1歳の誕生日に職場復帰しました
中小企業で人員も限られていたため
時短勤務はせず(できず)フルタイムで働きました
職場で子育てしている女性社員は少なく、
子供を理由に職場に迷惑をかけてはいけないと
毎朝、登園の際はドキドキしながら体温計を息子の脇に挿み
少し調子が悪そうだなと思いながら預けた日は
保育園から電話がかかってこないか
一日中不安に思いながら仕事をしていました
そして子供がまだ言葉が話せないくらい小さい年齢だったある日、
朝、明らかに調子が悪そうな日があって
でも仕事は休めないからと無理やり保育園に預けて出勤
なんとかその日は保育園から連絡もなかったので助かった~と思って
迎えに行ったらやっぱりしんどそうで・・
そしてその帰り、小児科で診てもらったところ
耳の奥になにかトラブルを抱えていそうだけどここでは詳しく診れないので
明日早めに耳鼻科に行って詳しく診てもらってくださいと言われて帰りました
そして翌日、本当だったら朝、真っ先に耳鼻科連れて行かなきゃいけないのに、、
私は職場に「子供を病院に連れていきたいので遅れます」と言えず
息子を保育園に押し込み、仕事に行ってしまいました
そして仕事が終わり急いで保育園に迎えに行き耳鼻科に連れて行ったところ…
「お子さん、鼓膜破けてますよ」って、、
しかも「お子さん、相当痛かったと思いますよ」って、、
私、子供が鼓膜破けて痛がってるのに、
私しか助けてあげられる人いないのに
それなのに私・・・
職場に迷惑かけたくなくて、、
いいえ、私自身を守りたくて
言葉を話せない、痛いって訴えることができない
我が子の無言の訴えに気づいてあげられず
助けてあげられなかったんです
その時、私ってなんて馬鹿なんだって、
母親失格だって、本当に後悔しました
そして数年後の先日…
ご近所でいつも息子と遊んでくれている小学生のお兄ちゃんが
朝、道端で泣いていたんです
どうしたんだろうと心配になってお母さんに尋ねたら
学校に行きたくなくて泣いていたそうで
「今日は仕事休んで息子と一緒にいます」って
これを聞いて素晴らしいお母さんだなと感動して、
でもそれ私が同じ状況になった時
同じ行動とれるかなって考えたら自信ないなと。。
「仕事なんか休めないから学校行け」って
息子を無理やり学校に押し込んで仕事行くんだろうなって
母からも見放され居場所のなくなってしまう息子のことを考えたら…
それは絶対避けなくては、
でもそうなってからじゃ遅い
いつでも「学校に行きたくないなら無理して行かなくていいよ」
「え?休むならどっか楽しそうなところにお出かけしようよ-」と
言ってあげられる母になりないなと
そうできる環境を今から準備しておきたいと思いました
やめたかった理由② 仕事がなくなるのではないかという不安を感じていた
私は経理事務の仕事をしていました
近い将来なくなる仕事にいつもランクインしているこの「経理事務」という職業
10年~20年後にはロボットに代替されてしまう可能性が非常に高いと言われています
確かに日々仕事をしながら「これってもっと効率化を図ればいらない業務なのでは?」って
感じる業務も多く、定年まで働けるのかいつも不安に感じていました
60歳の定年まであと10数年、いやもうこの先、定年は65歳、70歳
いやいやもう定年制度自体撤廃なんて空気に変わりつつある状況で
幸運にも逃げ切れればいいですが万が一逃げ切れずに
定年間際に職を失ったとしたら…
もしその可能性が高いのであれば今のうちに対策を打って
他の生きる道を探さなくてはいけないのではないかと考えてました
やめたかった理由③ スキルを伸ばせない不満があった
このなくなるという「経理事務」の仕事、
どうやら調べていくと全てがなくなるわけではなく
「仕訳やデータ入力など簡単で膨大な作業量を反復運動で処理する」事務作業が対象で
人間にしかできない業務は今後も残されるとのこと
ならば勤めていた会社が「管理会計」を導入していたので
この管理会計を学んでAIではできないスキルを身に着けたいと思い
もっと幅広い仕事がしたいと上司に相談してみましたが
私がその領域に入っていくことは上司の仕事を奪ってしまうこと
なかなか簡単に教えてくれません
色々な角度から何度もアプローチしてみましたが
全くチャンスは巡ってきませんでした
この会社でスキルアップができないとなると
やはり違う手段を考えねばならないのではないかと
思うようになっていました
やめたかった理由④ 子育てとフルタイムの仕事で完全キャパオーバーになっていた
スキルアップが必要と思いながらも子育てとフルタイムの仕事で自分自身、
完全キャパオーバーになっていました
子供を産んで6年
子供が1歳になり仕事復帰してからの5年間
朝、誰よりも早く起き
↓
朝食準備とお弁当作りと夜ご飯の下ごしらえをし
↓
出勤時間ぎりぎりに子供をたたき起こし
↓
時間がないので子供に自転車で朝食を食べさせながら保育園へ向かい
(我が家ではチャリ弁と呼んでました)
↓
猛ダッシュで駅に向かい走って職場へ
(30秒着替え→時間短縮のため、ブラウスはボタン上3つしか留めない、始業2分前着席)
↓
残業できないので必死に業務をこなし
↓
チャイムと同時に退社
(30秒で着替え)
↓
猛ダッシュで駅に向かい
↓
駅に着いたらまたまた猛ダッシュで保育園へお迎え
↓
手と足とお腹をフルに使い夜ご飯の準備
↓
最後の一口を口に入れたまま洗い物開始
↓
お風呂のお湯をためている間に自分と子供の歯磨き
↓
子供をお風呂に入れ(洗濯機を回し始める)
↓
洗濯物を畳んで干したらもう子供を寝かす時間
(ってか子供を寝かす時間にしてはすでに遅すぎる)
↓
絵本を読もうとふとんに入ったら
子供より先に寝てしまう
↓
また誰よりも早く起きるが疲れは取れず身体が重い…
↓
前の晩寝るのが遅かったから子供は起きてこないので
またギリギリに起こして無理やり着替えさせてチャリ弁…
毎日、この繰り返しでこんな生活を5年も続けていたら…
すっかり身の心もボロボロになっていました
(休日は休日で24時間子供と一緒なので休まらないというか仕事しているより疲れる…)
仕事が終わって駅のホームで
ただでさえ仕事でヘトヘトになっているのに
今から保育園の迎え行って寝かしつけまでの沢山のタスクがあるのかと想像したら
本当にしんどくて…
「今、電車に飛び込んだら楽になれるのにな…」って
よぎることも多々ありました
(完全に病んでました)
確かにフルタイムで働くことによって
金銭的には比較的余裕のある暮らしができているけど
ここまで大変な思いしてまで
正社員の地位を守る必要があるのかなって
疑問を感じていました
やめたかった理由⑤ 人間関係の悩み
どこの職場に行ってもこの「人間関係の悩み」というものはつきものだと思いますが
自分の性格上、度を越えた理不尽な出来事はやっぱり許せなかったんですよね
理不尽な態度や出来事に無理に合わせようとしていると
自分に嘘をついていることになるので
心も身体もおかしくなってくる
(自己肯定感もダダ下がり…)
他人や組織を変えることは出来ないから
その場から退避しないといけないなと
今回、退職することになって社内の人や友人と深く話す機会があって
その沢山の理不尽な出来事に耐え、身体を壊してでもなお
仕事を辞められない人が多く存在しているっていうことを知って驚きました
なのでもし今、仕事を辞めたくても辞められないと悩んでる周りの人や
このブログを読んでくださっている同じ悩みをお持ちの方がいらっしゃれば
そんなに我慢しなくても
「好きなことだけして幸せに暮らすこと」も出来るんだよってことを
証明して発信していければと思いました
辞めたかった理由⑥ コロナ感染の不安
これは本当にただただ感染が怖かったです
(今も怖いですが)
仕事をせず普通に暮らしてるだけでももちろん感染のリスクはありますが
仕事をしていると通勤の電車内や職場で感染するリスクは高まると思います
中小企業で経理事務という仕事柄、テレワークしたいと思っていても
なかなかできる環境でもなかった為、いつも不安に思ってました
(実際職場で感染者が出た時もテレワークできませんでした)
従業員である以上、出社するかしないか、出勤するか在宅勤務するか
自分で決められるはずもなく会社の方針に従うしかありません
もし自分が感染しても会社は守ってくれない
自分の身は自分で守るしかない
会社の組織に属することなく自分で働き方を選択できる働き方がしたいと
心の底から思いました
と長々と綴ってしまいましたが「経済的に安定した暮らし」と引き換えに
今まで沢山の犠牲を払ってきました
たった一度きりの人生、大切な家族と心も身体も健康に暮らしていきたい
ならばこれから新規一転、新たな道を進んで行こうと決意しました☆
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